最近の子供たちのスマートフォン所持状況は?
ここ最近では、小学生でも3割、中学生になると半数以上もの子供がスマートフォンを持っています。
*総務省:青少年のインターネット利用環境実態調査
確かに連絡を取るのにはとても便利ですし、大人の生活でもなくてはならないものになりつつあります。
そうは言っても、中学生にスマートフォンを持たせる必要があるのかは疑問に思うこともあります。
ただ、どんどん技術が進んでいく中で、スマートフォンぐらい使いこなせないと変化についていけなくなるかもしれません。
簡単にスマホを持たせたくないけど、そんな不安を抱く親御さんの気持ちに共感するところがあります。
SNSを使いたい子どもたち
「SNSを利用したい」というのが、中学生がスマートフォンを欲しがる理由として最も多いようです。
確かに中学生は家と学校の往復ですから、学校のお友達とのつながりは大切なものですね。
半数以上のお子さんが家に帰っても、スマートフォンで簡単に話が出来る状態です。
スマホを持っていない子供が、疎外感を感じてしまうのも無理のないことです。
しかし、みんながやっているからと安易にスマホを買ってあげるのではなく、親もきちんと準備をしなければなりません。
親がしっかりとフォローできる体制を、整えておく必要があると私は思います。
と、言うのも息子が小学生の時、スマートフォンを持っているお子さんの事件に巻き込まれたことがあるからです。
我が家に起こった事件を聞いて、子供をどのように守っていくか、再度考えていただければと思います。
息子が小学生の時に起こったスマホの嫌な思い出
ある日、うちの子がお友達と放課後に遊んでいた時のことです。
スマートフォンを持っている友達と遊んでいたのですが、息子がトイレに入ったとき、友達が付いてきて用を足している動画を取り始めたらしいのです。
息子は止めるように言ったのですが止めてくれず、その動画を
「LINEで他の友達に送られたくなかったら、言うことを聞くように」
と言ってきたらしいのです。
困った息子はすぐに私に相談をしてきたので、すぐ発覚したのが幸いでした。
すぐに相手のご両親に連絡をし、動画を削除してもらいました。
学校でも先生からその友達への注意と、生徒全体への注意喚起をしてもらいました。
はっきり言って、恐喝と言っても過言ではないことです。
被害者と加害者の認識の違い
なのに相手の親御さんは遊びの延長の事だからと、危機感はあまりありません。
「このくらいで何を騒いでいるの?」
という具合で、とてもがっかりした記憶があります。
被害者と加害者では、親の感情ってこんなにも違うのかと思いました。
恥ずかしい動画を撮影して相手に言うことを聞かせようとするのは、立派な犯罪です。
このような危機感のない親御さんが、ろくに注意喚起もしないまま子供にスマートフォンを持たせている事もあります。
この事件をキッカケに自分の子供にスマホを持たせる時は、きちんとした使い方が出来るよう危機管理をしっかりしなければならないと思いました。
特に小学生や中学生はまだ面白いことに流されやすく、好奇心から悪い方へと流されてしまうこともある年頃です。
SNS上で子供だけの閉ざされた空間になってしまうと、いじめなどが起こり易くなるのも事実です。
親である私たちは、自分の子供がもしもの時に正しい判断が出来るのかを良く見極めないといけません。
まだ心配だと思った時は、親がきちんとサポートする体制を整えてから持たせるようにしたいところです。
我が家のスマホ購入予定は
我が家では息子が嫌な思いをしたこともあり、小学生のうちはスマートフォンを持たせませんでした。
中学校に入学してからは、持っていないことで困ることがあるかもしれないと思い
「スマートフォンが必要になったら言ってね。」
と言ってあります。
親子でルール決めは絶対不可欠
今現在、まだスマートフォンが欲しいと言ってきていません。
今は部活などで忙しく、家に帰ってきてまで、お友達と話さなくてもいいというのが彼の考えです。
一人っ子で自分の時間も大切にしている息子にとって、その時間をお友達付き合いに使うのは難しいようです。
学校ではちゃんとお付き合いしているようなので、スマホはなくても大丈夫かなって思っています。
確かに大人でも休みの日などに職場の人から連絡が来ると、煩わしく思うことがあります。
スマートフォンは便利ですが、人間関係を雁字搦めにしてしまうツールになりかねません。
スマートフォンを持たせた方が良いのか否かの答えは、使ってみないと分かりません。
持たせるとしても子供がはまりすぎないように、また間違えを起こさないように、親がきちんとブレーキを掛けることが出来るルールを親子で話し合いましょう。
【投稿者】ちえタン